第12回 株式会社 光和

株式会社 光和 [左]社長 古田 順一 氏 [右]営業部長 吉田 和幸 氏 [左]社長 古田 順一 氏
[右]営業部長 吉田 和幸 氏

株式会社 光和

所在地

長野県埴科郡坂城町大字坂城318番地

TEL

0268-82-3134

FAX

0268-82-3638

担当者

営業部長 古田 和幸

事業内容

プラスチック精密金型設計製造

「スピード」と「クオリティー」の秘訣

株式会社光和は長野県は埴科郡に工場を構える、複雑形状の精密プラスチック成形金型を手がける金型メーカーだ。
同社が得意とする薄肉成形は、一般的には0.3mm程度が限界とされているが、光和では0.2mmまでの薄肉成形を実現。主にモーターコアに利用されるインシュレーター・自動車の電装関係・カメラの精密機構部品などの樹脂プラスチック製品の試作から量産までをカバーする。
2001年、3次元CAD/CAMを導入。光和が手がける各種製品は全て複雑な3次元形状から出来ているため3次元CAD/CAMによる金型設計が重要なポイント。お客様からいただいた図面から、光和独自のノウハウで金型設計が行われる。現在では毎月30型を手がけている。
35年前に現社長が株式会社光和を設立。現在では従業員25名が同社に属し、現場に蓄積されたノウハウと最新の設備の融合により優れた技術をお客様に提供する。その「光和が目指すモノづくり」について古田社長と営業部長である古田氏にお話をうかがった。

光和が目指すモノづくり

光和では、お客様が求める「短納期」にこたえるため、同社が保有するマシニングセンタ・放電加工機・ワイヤー加工機・研磨、それぞれの機械の個性を生かしたモノづくりを目指す。仕事がきたら、まず効率よく機械に仕事の割り振りをする。知恵を絞れば絞るほど結果につながり、どんなにシビアな要求も実現可能だと古田氏は語る。それは、長年同社の現場に蓄積されたノウハウの成せる業だと言える。

現在、現場は15名。全て5年以上同社に属し、もくもくと技術を追求し、技術を身につけることに喜びを感じている人たちばかりである。光和がお客様に提供する「スピード」と「クオリティー」の秘訣はここにあるのではないだろうか。

ITへの取組み

光和が、お客様との図面データの受け渡しにメールを取り入れたのが7、8年前。現在では、お客様からの要望もあり見積書を送ったり、納期の回答や業務の進捗状況の報告など、メールでやるとりするようになった。現場をこなす傍らメールチェックは2時間ごとに徹底している。

光和は、5年前にホームページを立ち上げ、2回の更新を行う。また、同社が担う現場の職人技と精度の高い製品を、動画を用いてPRする。今後は、これまで手を付けられずにいた社内システムにおいても見直しをかけ、現場以外の部分においてもロスを無くし、効率化を目指す。またITを営業ツールとしてうまくみかたにつけ、ネット受注を積極的に行って行きたいと、今後の方向性についても古田氏は語る。まず、その第一歩として技術PR動画を、これまでのお客様そして今後の見込み客に向けて、「光和の可能性」について発信し、お客様の心を確実に捉えていきたいとのこと。

光和の挑戦は、今後も加速する。

株式会社 光和

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