「ネオン輝くこの建物は…何の会社ですか？」と、工場の所在する常滑市民の方によく声を掛けられる。

株式会社テルミックは、金属加工部品をメインに製作し、産業用機械設備や治具部品の受注製作を事業としている。

株式会社ZEROBASEの協力のもと、360度4K画質で見ることのできるVR工場見学データをマーターポートというサービスで撮影し、4月21日に自社のWEBサイト上で全国公開した。

テルミックが日々積み重ねてきた会社作りの全貌を、惜しみなく、包み隠さず隅々まで公開している。 

【公開先URL】サービスサイト　　　https://tel-mic.com/

　　　　　　コーポレートサイト　https://www.tel-mic.co.jp/

VR工場データ撮影に至った背景

りんくう常滑工場は、2020年2月に竣工し、これからだ！という時に、コロナが世界的に蔓延した。コロナをきっかけに、お客様や関係者の工場見学への足取りが重くなった。

コロナ以前より、システム連携やＩＴ化の実態を参考にするため見学のお問い合わせも多く、弊社に足を運んでいただいた方の評価は高い。そして今では中小企業団体からのオンライン講演依頼やお客様からの研修会依頼もある。

どんな状況でも、興味を持っていただいた方が、好きな時間にどこでも自由に工場見学できるような状況を作り、顧客のニーズと、IT化に足踏みしている製造業（中小企業）の背中を押すきっかけを作れないかと考え撮影に至った。

3Kのイメージを払拭

現在も、世間のイメージでは製造業で工場といえば３K（きつい・汚い・危険）のイメージが浸透しているが、りんくう常滑工場は床に座っても、工業用の油やほこりで汚れたりはしない。トイレもきれいで、お洒落なカフェスペースがあり、広く余裕を持った機械設備の配置や安全な通路のスペースを確保。また、1500製品保管できる自動倉庫は生産管理システムと連動して物流を最適化している。自動コンベアや作業同線の設計で、人の作業負担を軽減している。 

３Kのせいで興味の対象から外れてしまっている製造業「ものづくりの現場」を、もっと幅広く多くの人に知っていただくきっかけとして、遠方のお客様や、取引先、DXやＩＴ化を進めていきたい企業、また製造業で働いてみたいと興味のある方に向けて、興味深く見ていただきたい。進化し続けていく、製造業のDXと変革を体現していく。